カナダのリンゴは用途別！アップルパイを作るの巻き

こんにちは、muchacoです。

昨日は Freezing Rain という名の氷の粒が降る１日でした。

窓に当たった氷がそのまま窓ガラスに張り付き窓ごと凍るという状態‥恐ろしい。

天然のスリガラス‥何だかちょっとおしゃれにも見える。

スリガラス窓に夫が生けたメドゥーサチューリップも映えます。

こちらのメドゥーサチューリップ、ウケ狙いでインスタに投稿したところ、お会いしたことのない某生け花家元・華道師範のすごい方に♡をいただき、恐れ多く震えております。

夫は「やっぱりわかる人にはわかるんだね！」と、完全にその気になってしまいました。

どうしてくれましょう。

本日は、そんな夫のベイキング第三弾をお送り致します。

もう飽き飽きだよっという声も聞こえてきそうですが、またまたカナダ情報を甘酸っぱく香らせていきますので、宜しければご覧ください。

今週はわたしが若かりし頃によく作っていたカスタードアップルパイを作ることにしました。

まずはリンゴが必要ですが、カナダにはたくさんの種類のリンゴがあります。

ありすぎてよくわからず、このような親切な冊子を頂きましたが、やはりよくわからず。

我々夫婦は、ジャケ買いならぬ、名前買いをした「Honey crisp」というリンゴが大好きです。

ハニー⇨甘い！クリスプ⇨カリッシャキッ

あなた、良い名前つけてもらったわね。親御さんに感謝しなさいな。

と、近所のおばあちゃんのような気持ちになる、名前通りのリンゴちゃんです。

↑　このどこかにハニーちゃんがいるはず‥（明確な写真がない凡ミス）

しかし、冊子を見ると「All-purpose」「Snacks」「Sauce」「Baking」「Salad」など、用途によってリンゴの特徴を活かせるようです。

ならば、我々が求めたいのはBake！

焼いてよし、煮てよし、詰めてよし、そんなリンゴです。

そんな時、頼りになるのがキッチナーファーマーズマーケットのリンゴ屋さん。

野菜売り場の奥の方にあるリンゴだらけのリンゴ屋さんです。

こちらのリンゴ屋さんは良心価格な上、売り場のお兄さんが良さげなリンゴを選んで袋に入れてくれるホスピタリティ満載のお店です。

最も美味しいリンゴを食べて欲しい！というアップルソールを感じられてとても好きです。

さっそくお兄さんに「ベイク、アップルパイ、ベストアップル、チョイス、プリーズ」的に聞いてみました。（夫はちゃんとした英語でペラペラ聞いていましたが、わたしの脳内はこの程度）

アップルソール兄さんはベイクはあまり自信が無いようで、アップルマダムを呼んで確認。

そして、IdaRed・ Gala・ Mutsu の３種を勧めてくれました。

マダム曰く、IdaRedがオールマイティとのことでそちらを購入して帰ってきました。

では、早速レッツベイキング！

ムキムキ‥ムキっ ‥ムキムキ…ムキキー　あぶなっ　ムキムキ…　ムキ…

「あ、ほらっ！おやゆび！おやゆび！！だめっ！おやゆびっ」

と、恐怖で単語でしか助言が出来ない夫のリンゴ剥き。

世のお母さんは、さぞかし包丁デビューするお子さんを見守るのは怖いだろうなぁと思いました。

そんな妻心、夫知らず‥夫は次の工程に小気味好く進んでいきます。

混ぜるのは大分慣れてきた模様。

お母さん、その辺は安心して見てられるワ‥

パイシートは スーパーで購入。色んな種類があったのですが、なんとなくパイが上手に出来そうなこちらに。

すでにパイ型に入っているので簡単でした。

そんなパイ生地を広げて謎の太麺を作る夫…これは甲州名物のほうとうでしょうか。

違うんもんっ！アミアミだもんっ！と怒られました。

ごめんよ。

でも、どう見てもほうとうの太さ‥

が、しかし、出来上がりはなかなか良い塩梅。

ほうとうっぽさはそんなに感じず「ほらねっ」という夫の顔。

ムムッ

そして、卵白が余ったので、来たるスポンジケーキ作りに向けてメレンゲの練習がてらメレンゲ菓子を作ることにしました。

やっと購入した電動ミキサーでブンブン泡だてていく夫。

「これ、手動でやったらすごい大変だね！」

そうでしょう、そうでしょう、やっとご理解頂きありがたく存じます。

メレンゲはカリサクっと上手にできました。

レモン味♡

そんなベイキングの後に、あの太巻き作りが控えており、食後のアップルパイに辿り着く頃には、ヘトヘトな二人なのでした。

柔らかめで少し崩れてしまいましたが、今回は再現作業をする元気もない教授と助手。

それでも、アップルマダムに選んでもらったリンゴで作ったフィリングとカスタードは抜群の相性で、とても美味しく頂きました。

翌日、職場で振る舞ったところ「売ってたら買う！」と同僚に言われたそうで、夫のベイキング欲は益々上昇しているようです。

ギリギリな家計とわたしの増え続ける贅肉と相談しつつ、また続けていきたい所存です。

ひとまず贅肉に関しては、夫と夕食後にズンバをすることにしました。

夫の不可思議な動きにグフグフ笑ってしまいましたが、窓ガラスに映る自分も同じレベルでした。

夫婦は鏡とはよく言ったものです。

muchaco