mimosasky -カナダ ウォータールーの空の下-

2017年3月よりカナダで暮らしている夫(mochao)、2018年8月にカナダにやってきた妻(muchaco)のブログです。2019年12月までカナダオンタリオ州にあるウォータールーという街で暮らしていました。主に美味しいもの、便利なこと、すてきなことなど生活のこと、カナダの思い出をつらつらと綴っていきます。

カナダでお菓子作りに目覚めた夫の話

こんにちは、muchacoです。
たくさん読者の方が増えて、朝からヤンヤカ大騒ぎ夫婦の妻の方です。

ブログ題名の配置調整を夫に放り投げたところ、なんだかいい感じになりシメシメと思っていたら「どうやってやったかはブログに書くから後で読んでね!」と言われました。

今後の夫婦の会話はお互いのブログを介す形になるのでしょうか。
新たな愛の形、サイバー夫婦。

 

さて、土曜日に夫が書いたように週明けにはキッチナーファーマーズマーケットについて書こうかなぁと思っていたのですが‥…
予定を変更し、毎週末恒例(通算2回目)のベイキングについて書くことにしました。

 

 

すっかり前回のパウンドケーキでベイキングに目覚めた夫。

来たるスポンジケーキ作りに向けて、Bulk Barn という量り売り専門店にてケーキ型20cmを購入。

他の店と比較したら安い物もあったのかもしれませんが「ぼく、これ欲しい。少し高いかもしれないけどお小遣いで買う」と夫から申し出あり。

チミはプラモデルをお年玉で買う小学生か!と思いましたが、そもそも我が家にはお小遣い制度がないので(月予算の余剰分を使っても良いということしているが、余剰が出た月もない、無念)結局は生活費から捻出なのですが、夫の熱意に絆されて良しとすることに。

 

ついでにパイ型も買ったので、今週はその型でお菓子を作ることにしました。

カナダでは冬でも美味しそうなベリー類が安く手に入ります。

いつもお世話になっているウォータールーダッちゃんで試飲のアップルサイダーを片手に、US産のラズベリーを買ってきました。

混ぜればできそうな「クラフティ」作りにレッツトライでございます。

しかし、今回買ったパイ型は底が取れるやつ‥…

漏れたりしないかね?と夫に言ったところ「底にセロテープみたいの貼ったらどう?」とのこと。

え、オーブンで焼くんだよ?セロテープ溶けて有害な隠し味がつくよ?

大学を出てからもたくさん勉強をしていたハズなのに‥よくわかんない難しい仕事もしているのに…

夫の類稀なるトンチンカンなセンス、何かに活かせないでしょうか。

 

気を取り直し、型に水を入れてチェックチェック!

お、意外と大丈夫そう。生地は水より粘度も高いしね。

ノープロブレム、ということでレッツクッキング!

前回、粉ふるいは大きめのボールにしようねって言ったのに、我が家の最小径ボール目掛けて盛大に粉を振るう夫。

それでも順調に混ぜていきます。ふんふん♫と余裕そう。粉飛び散ってますよ。

可愛いく飾り付け〜ふんふんふん♫

オーブンに入れている間に洗い物でもしましょうね♫

muchacoちゃんは昼寝してていーよー。

というわけで、わたしは寝っ転がってネットサーフィンに勤しんでいました。

 

が、

 

muchaco〜!!!大変だ〜!!!! と夫が大騒ぎしておりオーブンに駆けつけたところ‥

おぅまいがーっ 盛大に漏れてるやんけー

その後も順調に生地は鉄板へと溢れ出し、美味しそうに膨らみ、

そして、何かが出来上がりました。

せっかくなので食べてみましょう。

む、何てことでしょう。

オイシイ。

これで美味しくなかったら諦めがつくものの、美味しい。

ならば完成系はさぞかし美味しいのであろう、と思うと諦めがつきません。

というわけで、夫に「まだ材料はあるし、諦めたらあかん!あかんぜよ」とケシかけました。

ほいっレッツクッキング!

今度はタルト型を焼いてそこに生地を入れる大作戦です。

ラズベリーはもちろん再利用です。

ラズベリーも2度焼きされるとは夢にも思わなかったでしょう。

今回は漏れることなく

美味しそうに出来上がりました!!

あとは冷やして型から抜いて切って食べて…ゴール近し。

では、型からぬき、ぬけ、ぬけ…

ぬー!!

と、無理やり抜いたらこうなりました。(その後ろでそっと残ったタルト型を外す夫、哀愁の手元)

 

大丈夫だよ、壊れたピースを集めてもとの形を再現しよう。

急に夫が考古学者のようなことを言い出したので、ふたりで黙々と採掘し再現作業。

先生、壊れたピースは集まっていないようですが大丈夫でしょうか。

大丈夫ですよ、こうやって、ほらそっとね、置いてみましょう。

そんな諸々を経て、見事に再現されたケーキをインスタ用に撮影。

何食わぬ顔でしれっと投稿してみました。

再現の片鱗はバレなさそうです、シメシメ。

出来上がったクラフティはラズベリーの酸味が効いていてとても美味しく、夫の同僚にも好評でした。

考古学者だったはずの夫は「やっぱりラズベリーは2度焼きにしたことで、よりジューシーになったよね。」と要らぬ自信を習得し、エセお菓子研究家に転職されたようでした。

 

(来週に)つづく…

 

muchaco