日本とカナダの暮らしで思うこと。
こんにちは、muchacoです。
基本的にはカナダの小さな街ウォータールーでの暮らしやカナダのあれこれを書いているこのブログですが、今日は先に少し自分のことを。
いつもの呑気なブログは後半に書こうと思います。
先日、日本に台風15号が上陸し、わたしの地元では停電、断水、住宅や畑への影響が多く残りました。
カナダで暮らして1年あまり、冬の寒さや Freezing Rain などカナダならではの洗礼は受けておりましたが、ありがたいことに水害などの災害には合うことなく過ごしてこれました。
遠く離れた日本のふるさとで起こる災害に対し、わたしや夫は成す術もなく、ただただ心配をして情報を集めてできる限り拡散して‥
でもその拡散されている情報は実態のごく一部でもあるでしょうし、そもそも通信が途絶えている、通信機器の充電ができない、もとよりネット上の情報を得ることもできない人がたくさんいるのだと思います。
また、ニュースなどのメディア媒体で発信される内容だけでは、危機的状況に置かれている人々の現状や、必要な支援が見えてきませんでした。
海外に住むわたし達もSNSでの情報をメインに状況を把握しておりましたが、これにも誤報や古い情報も回る可能性もあり、その見極めも非常に大事であると思います。
それ故にラジオや紙媒体、自治体からの発信(SNSに限らず)が全世帯の住民に対して必要なのだと感じました。
メディアのあり方や政治のこと、地方自治体の役割などについてはわたしの知識や経験が足りていないので言及は出来ませんが、今後、日本に帰国してからの自分の意識を変えるきっかけにはなったと思います。
通常のこのブログは社会的思考など皆無ですし、何の力にもなれないと思ってはおりますが、もし全国で全世界で読んでいただけているのであれば、今も多くの問題が残り復興には時間がかかることを知っていただければと思います。
今回、カナダのわたし達ができることとして、ふるさと納税からの各自治体への寄付やアマゾンリストを活用した物資の提供をいたしました。
お恥ずかしいことに、このような支援ができると知ったのは、自分の地元がこのような惨事に陥ってからです。
ふるさと納税には今までに起きた水害などの他の都道府県についてもたくさん載っていました。
佐賀の水害や九州の大雨、昨年の台風被害なども情報としては知っていて心を痛めておりましたが、どのような支援ができるかということには意識がありませんでした。
今回の台風被害と同じように、今までも日本の各地からSOSが出ていたのに具体的な支援をする意志が無かった自分に初めて気が付いたのです。
自分の身近なこととして体験してから‥
そんな何も偉そうなことは言えないわたしですが、この文章をお読みいただいて、日本に未だ大変な地域があることや、海外からも各自治体に送れる募金や救援物資があることを知っていただければこのブログも少しは意味を成すように思えます。
そして、遠く日本からカナダを介してわたしの家族を案じてくれた友人や、SNSを通して心を寄せてくれたお友達に心から感謝しています。
長く断水、停電していた地区に住む友人から返信で来た「助けてくれた人もたくさんいるので謙虚な気持ちを忘れずに日々過ごしたいと思います」という一文がとても心に響きました。
個人的な思いを、長々とお読みいただきありがとうございました。
さて、最近のカナダ・ウォータールーの日々ですが。
朝夕はすっかり涼しくなり、もう夏の気配は消えかかっています。
しかし、各マーケットは大盛況!
地元オンタリオ産の野菜や果物に溢れております。
いつも以上にアドレナリンが吹き出しまくり、毎週末大量の野菜や果物を抱えて帰宅。
ぷりぷりのラデッシュがあったので、サラダに。
水分量がすごいです、ブシャーっと。
葉っぱもさっと湯通ししたらシャキシャキでうまうまでした。
最近はまっている黄色の小玉スイカ。
こちらも水分過多か!ってほどのジュワーっぷりです。
あまーい、じゅーしー、たべきれるー、な小玉スイカにビバビバ。
ネクタリンは甘酸っぱくナチュラルな味でした。10個ほどありましたが毎朝食べたらすぐになくなりました。
先週末のキッチナーマーケットにはこんなフサフサなフェンネルが!
フェンネルはカナダでは今が旬なんですね、知らなかったです。
SEKAIEさんと「フサフサやん!」と盛り上がっております。
フェンネル料理の記事はこちら!
今回も黄色い小玉スイカを求めてこちらにたどり着き、無事購入。
なんと、日本茄子と名乗る白いのと細長いのがあったので購入。
今回は重量オーバーで見送った果物達、次回を待たれよ。
今回の大当たり!ナイアガラ産の桃。
7個入って$6!ってことは500円ちょっとくらい?安い〜。
試食が美味しかったので即決です。
さっそく、翌日の朝ごはんに並べました。
地元のきゅうり&とうもろこしのサラダ、黄色のトマト、桃、オートミールのパンケーキ‥
そして、真ん中にある正体不明の物体は何かと言いますと。
ブドウです。
ブラックサファイヤという種類だそう。
以前、友達に「これ食べたことある?おいしい?」と聞かれて答えられなかった、わたしの果物ハンターの血(負けず嫌いともいう)が騒ぎ購入してみましたが、すっきりとした甘さでサクサクジューシーで美味しいブドウでした。
なんでも試してみるもんだ!きっかけをくれた友よ、ありがとう。
美味しかったので、ぜひぜひ。
毎週猛烈に野菜や果物を買ってはいるのですが、まだまだ食べていないものが多い気がする‥
駆け足で過ぎていくオンタリオ農作物の旬に、猛烈ダッシュで喰らいついていきたいと思います!
ひぃ〜、追いつくかなぁ〜。
そして、先々週末は土曜日が夫同僚宅でバーベキュー、翌日はウォータールーのリブフェスでした。
若い男の子がじゃんじゃん肉を焼いたりサラダを作る様子を愛でるおばちゃん、それはワタシ。
オーガニックのビールだそう、ぐびぐび。
旅で泊まったAirB&Bにはみんなこんな感じのバーベキュー台がありましたが、ビビリでつかえなかったよ〜、こういう風に使うのね。
夫の同僚は地元がバラバラなので、各国の料理が並びました。
あぁ、おいしい、としみじみするおばさん。
同僚宅にはアケビがなっていましたが、これはリスのご飯になるようで、人間は食べないそう。
山形の郷土料理にアケビの肉詰めがあるので、ぜひチャレンジしてもらいたいところ。
デザートは焼きバナナの練乳がけ。
甘い×甘い=甘い!でした。
トロけてウマしです。
翌日のウォータールーのリブフェスはキッチナーに比べると小規模でしたが、その分空いていて過ごしやすいです。
この日は友達家族たくさんと、ランゲージエクスチェンジの友達と大勢集まりました。
4店舗ほど出店していましたが、こちらはカナダからの唯一の出店なのでココにすることに。
これが大正解で、お肉はジューシーホロリ、ソースもトマトベースのさっぱりでとても美味しかったです。
そして、こちら!
去年のウォータールーリブフェスで出会って、その美味しさに衝撃を受けてずっと探し求めていたケトルコーンのお店。
ところがどっこい、手がかりがないまま一年過ぎ、この日涙の再会を果たしたのでした。
一袋はなかなかの巨大ぶりですが、3つ買うとお得‥でも3つ誰が食べるのかい?
と、小脇に20ドルを抱えて迷いに迷っていたら、しびれを切らしたお店のマダムに「いいから3つ買いなさい!小さいのおまけするから!」と20ドルを笑顔で奪い取られました。
というわけで、なけなしの20ドルと引き換えに手に入れた大量のケトルコーンを抱えて帰宅です。
ちなみにこちら、冷凍してレンジで温めて食べることもできるそう!(常温の賞味期限は2週間だそうです)
しかし、そんな保存術も虚しく、我々夫婦と夫の同僚のお腹に次々と消えていくのでした。
そんなケトルコーン屋さんはこちら!この周辺のイベントに出ているそうなので見かけたらぜひ!
普通のご家庭は3袋いらないと思いますが、美味しいですよ〜。
肉続きな我が家、先日は日本から来た夫の後輩くんとワイルドウィング をデリバリーして宅飲みを楽しみました。
恋の話をしたり、まじめに将来について語ったり、これまた有意義な時間。
遠い恋の記憶を手繰り寄せて、バーチャル恋気分に浸りつつアレコレ言っちゃうおばさん、それもワタシ。
彼のことは大好きなので、幸せになることを心から願っています。
夫が男らしく、恋における男のあり方を熱弁していたのが意外な夜でした。
そんな強い面もあるのね、ほほう。
そして、肉ばかり食べているとやはり水辺の生き物が恋しくなるというのが日本人というもの。
本日の夕食はなかなかのチャレンジ食材でありますが、はてさてうまく行くのか?
次回のブログで特に触れていなかったら「あぁ、失敗したんだなぁ〜」と思ってください。
muchaco