mimosasky -カナダ ウォータールーの空の下-

2017年3月よりカナダで暮らしている夫(mochao)、2018年8月にカナダにやってきた妻(muchaco)のブログです。2019年12月までカナダオンタリオ州にあるウォータールーという街で暮らしていました。主に美味しいもの、便利なこと、すてきなことなど生活のこと、カナダの思い出をつらつらと綴っていきます。

BOSの底力、カナダ・オンタリオで食べられるあの魚の話。

こんにちは、muchacoです。

 

先日のブログでのつぶやきを読んでいただき、ありがとうございました。

地元の友達は炊き出しをしたり、出荷できない野菜や果物を農家の代わりに売ったり、それを繋がりのある飲食店が購入し加工品として販売したり、壊れた果物ハウスの撤去作業に行ったり、商売から寄付へつなげる工夫をしていたり‥

すごいな、素晴らしいな、と感動しながら日々過ごしています。

まだまだ復旧できていない地区もあり心配は絶えませんが、わたしとしては、ここで自分達が健康に生きていることに感謝しつつ出来ることを続けようと思います。

 

 

さてさて、先日のブログの最後でちょいと触れた件ですが‥

肉ばかり食べていた我々は、そろそろ海鮮物が食べたいよね、ということでキッチナーマーケットの魚屋さんにいつもの鯖の燻製を買いに行きました。

鯖の話はこちら。

mimosasky.hatenablog.com

 鯖はどこじゃいな?と冷蔵庫ケースを見渡すと、なにやらピンク色の新人を発見。

ん?

お?

これは!!!EEL?!

なんと、鰻ではありませんか!出身地は Holland とあります。

どこ?(わたし)

オランダだよ!(夫)

というわけで、オランダ生まれの鰻を買うことにしました。

やるなー!BOS

まだBOSの工場は訪ねていませんが、これは可及的速やかに訪問するべきなのでしょうか。

任命される予感はゼロですが、もしウォータールーBOS大使になれたら、今以上の普及活動をする覚悟もできております。

さて、そんなうなぎのお値段は $9.99‥ということは850円くらいでしょうか。

なんと鯖の2倍でございます。

んまぁ!贅沢。

 

そんな贅沢品をさてどうしたものか。

まぁ、考えたところで名案が浮かぶわけでもなく、ごく普通の結論である「うなぎの蒲焼き丼」にすることにしました。

勝手にウォータールー丑の日を開催です。

全容はこのような感じ、長いですが細身な様子。

そもそもこれはスモーク、鯖の味から察するに鰻もかなりのスモーク感があるのでは?

え、炭火焼とスモークって違うよね?白焼きとはもっと違うよネ‥

と、ゴチャゴチャ悩んだ挙句、よくわからなくなったのでぶつ切りにして酒蒸しにすることに。

火を通すと、さらに縮んで小さくなられる高級品‥残るのだ、粘るのだ、可食部よ。

お正月に一回使ったきりの赤いお椀を引っ張り出し、友人にもらった美味しい多古米をよそい、縮んだ鰻を乗っけて、クックパッドを見て仕込んだ蒲焼きのタレをヌリヌリ‥

ででん。

出来上がりました。ピンクDE隙間だらけ鰻丼です。

鰻丼がうまく行かなかった時の保険としてひじきと高野豆腐の煮物を作っておきました。

さ、夫よ!召し上がれ!

と、ドキドキして見つめておりましたが、やはり野菜ファーストの彼はズッキーニのサラダから‥

というわけで、今夜は世帯主を差し置いて、わたくし、先に鰻丼いかせていただきやすっ!

 

む、む、む、

むーーーーー!

 

なんということでしょう、鰻の可食部は少ないものの食感はまさに鰻、そしてタレが良かったのか味も完璧に蒲焼き丼!

懸念していたスモーク臭もなぜか炭火焼のような良い香りとなり、完全なる鰻丼(カナダVer.)が出来ました。

これは1人850円投資してもよい、次回巡り会えたら2袋買いたい!と思いました。

BOS様、流通のほどよろしくお願いします。

 

そんな鰻丼で使用した蒲焼きのタレが余ったので、贅沢した分節約や!というわけで翌日もこのタレを使い回すことにしました。

冷蔵庫をガサガサし、マーケットで買ったジャパニーズエッグプラントが残っていることを把握。

よし、ナスの蒲焼きにしちゃろう!と皮を剥いてみたところ‥

んまぁ、なんて美しい子。そして、やはりこれが普通のサイズよね。

(参考資料:カナダで普段お世話になっているナス)

この白い茄子に茶色い蒲焼きのタレを塗りたくることになんだか罪悪感‥

何か他の料理に‥

そうだ、これは生で食べられるのでは?

よおし、フレッシュなうちにアレにしよう。

というわけで山形名物「だし」にしました。(左上)

いわゆる知られている「だし」とは違うのですが、こちらは我が家に代々伝わる「だし」でして。

小さめの角切りにしたナスときゅうりを塩でもんで放置、しばらくしたら水で洗い流してぎゅーっと絞る。

そこにトウモロコシとあればシソやミョウガを刻んで混ぜ、めんつゆをちょっとかけて混ぜる。

お好みで七味もどうぞ。

という、簡単な夏のサラダなのです。

シソもミョウガもないので、またもや「三島のかおり」で代用しましたが、懐かしい味が再現できました。

これには夫も大喜びで「これはビールだよねっ」とウキウキ冷蔵庫に向かっておりました。

わたしの記憶が正しければ夫は今仕事の繁忙期で、今夜もやることがたくさんなのでは‥と思いましたが、もう大人なので彼の判断に任せることとしました。

案の定、夕食後にソファーでうたた寝なさってたので、大人の判断も時には誤ることがあるんだなぁ〜ということが良くわかりました。

 

そういえば、蒲焼きに使われるナスがないとなると何で代用したのかって?

ハイ、こちらの買って忘れかけていた「イワシの水煮」です。

さっと蒲焼きのタレを絡ませただけですが、魚の佃煮のような美味しいものになりました。

こちらはスーパーで普通に売っているので、お魚欲しい時にもっと使おうと思います。

そう、探せばウォータールーで鯖もイワシも鰻だって手に入る!

カナダの海鮮生活も2年目に入ってだいぶ潤ってきたなぁと実感しています。

 

デザートにはインスタで見た「桃のアールグレイマリネ」を。

マスカルポーネチーズを添えると悶絶級に美味しいと書いてあったので、スーパーで探したところ450gも入ったBIGマスカルポーネ($12.99)しか無く。

鰻よりも高いじゃないか!

そして、その後のマスカルポーネの活用術も思い浮かばなかったので購入は見送ることに。

出来る主婦はさっとティラミスなんぞ作れるのでしょうが、なかなか、これが。

出来る主婦ではないものの、食い意地のはった主婦であるわたしは諦めの悪さを最大限に発揮し、近い感じを出してやるぜ!と水切りしたヨーグルトにはちみつをかけて添えてみました。

甘い桃にさっぱりしたアールグレイの風味が加わり、そして意地で作ったマスカルポーネ風ヨーグルトが意外にも功を奏し、レストランのデザートのようになりました。

悶絶とまでは行きませんでしたが、うふ〜うまぁ〜とクネッとするぐらいに美味しかったです。

これはこれでとても満足いく結果となりましたが‥

本物のマスカルポーネを添えたら「うわっ!(やっぱり)うまっ!」グネグネ〜ってなるんだろうなぁ〜とうっすら思っております。

ええ、解っておりますとも。

でもヘルシーで美味しいので、おうちに桃とヨーグルトと茶葉がある方は是非とも。

マスカルポーネがある方はぜひソチラで。 

今日は久しぶりに午前中から暖かく、過ごしやすい快晴でウォーキングも捗りました。

一部ですが、すでに紅葉も始まりつつあります。

散ってしまうのは悲しいけれど、このコントラストが綺麗だなぁ〜、カナダだなぁ〜と思います。

蛍光オレンジのラインの入ったスニーカーに蛍光ピンクの靴下を合わせてしまった‥アホっぽいわたしの足元も同化させてくれてカナダありがとうな気持ちです。

 

ウォーキングといいつつ、ちょいちょい寄り道して写真撮ってるのはわたしぐらいですが‥

歩けるうちにたくさん歩いて見てカナダの秋を感じておこうと思います。

 

muchaco

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