mimosasky -カナダ ウォータールーの空の下-

2017年3月よりカナダで暮らしている夫(mochao)、2018年8月にカナダにやってきた妻(muchaco)のブログです。2019年12月までカナダオンタリオ州にあるウォータールーという街で暮らしていました。主に美味しいもの、便利なこと、すてきなことなど生活のこと、カナダの思い出をつらつらと綴っていきます。

初めてパウンドケーキを作ってみた話

こんにちは、mochaoです。

先日muchacoが投稿したサバの記事以降、どういう訳か急に国内外からアクセスが増え、我が家は嬉しい悲鳴をあげております。読んでくださっている皆さん、ありがとうございます! 

さて、暖冬だったこちらウォータールーも、1月に入ってようやく真冬らしい寒さを感じるように。この週末は"最高気温"が-15℃。雪も積もっていますが、サラサラ過ぎて雪だるまも作れません。こんな日は部屋の中で過ごすに限ります。

「そうだ!スポンジケーキを焼こう!」

 

先日日本からお菓子職人の友人が遊びにきてくれたのですが、バレンタインの話になり、こちらの風習(男性が女性にプレゼントを贈る)に合わせてmuchacoにケーキを作ろう!ケーキといえばショートケーキじゃ!と菓子作り経験ゼロのくせに高らかに宣言したのでした。これなら失敗しにくいから大丈夫!というスポンジケーキのレシピも友人に教えてもらい、これでいける!!と鼻息ばかりが荒くなっていきます。

ちょうどバレンタインまで一ヶ月、一度練習をしておくにはちょうどよいタイミングでしょう。←強気

muchacoに「今日、スポンジケーキ焼いてみる!」と高らかに宣言してみました。

「まぁまぁ、この辺から始めてごらんよ」

そう言って、muchacoが渡してくれたのが

Cpicon 卵とバター香る♪基本のパウンドケーキ☆ by wakwaksan

「とにかく菓子作りを舐めちゃあかん。まずは基本からしっかりと。」

なるほど。確かにそうだよね。材料を混ぜていけば出来そうなので、余裕そうである。「じゃー、ナッツか何か入れてみようか 」と提案してみますが、「菓子作りを舐めちゃあかん!」再度muchacoの指導が入り、プレーン一択となります。

 

とにかく準備開始。材料を量って、並べていきます。(はやくもこの辺りで余裕がなくなり写真がない)香り付けには、正月のお屠蘇でも使った、カナディアンウイスキーを用意。

ところで、こちらのスーパーでは、小麦粉と言えばほぼ全てAll-purpose flourというものが売られています。日本では中力粉とも言うそうですが、やはりケーキにもパンにも中途半端とのこと。薄力粉(Cake flour)や強力粉(Bread flour)は、BulkbarnのようなBulk shopで手に入ります。

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さて、手順1。バターと砂糖を混ぜながら、クリーム状にしていく。

。。。

。。。

。。。。なりません!!(泣)泡立て器にくっついたバターたちがどんどん結束力を高めていきます。

む、muchacoさーーーん!! 手順1で初めてのお菓子作りは早くも挫折を迎え、muchacoの手厚いサポートで、なんとかかんとかすすんでいくのでした。腕痛いーー。

バタークリームの作り方、卵液と混ぜる時に気をつける事、そして小麦粉とクリームをさっくり混ぜる理由。あとで調整ややり直しができない部分も多いからこそ、丁寧さや経験や色々な工夫が必要で、そして、奥深いんですね。

彼女や奥さんにお菓子を作ってあげたい、菓子作り初心者男性諸君。
「菓子作りを舐めてはあかんですぞ!!」

ラクラしながら、ようやく出来た生地を型に入れて、170℃のオーブンで45分。

とうとう焼き上がり!!

こちらで売っている型は、やはり日本の標準サイズより少し大きいみたいで、少し薄めにはなりましたが、焼く前の2倍くらいの厚みには膨らんで、美味しそうな焼き目も付きました。

 

外はカリカリ、中はしっとり!とても美味しかったです。

 

しかし、最初の自信は一体なんだったのか。。

色々な味や食感をコントロールする繊細さにも、毎日毎日美味しくて変わらないものを作り続ける体力にも、職人さんたちの凄さを改めて感じました。

なにより、焼き始めと同時に今度は夕飯の支度をはじめ、焼き上がる頃には、美味しい麻婆茄子を食卓に用意してくれたmuchacoに今日もぼくは頭が上がらないのでした。

夕飯もデザートも美味しくて幸せな週末。
来週も1週間頑張るぞ!

mochao