mimosasky -カナダ ウォータールーの空の下-

2017年3月よりカナダで暮らしている夫(mochao)、2018年8月にカナダにやってきた妻(muchaco)のブログです。2019年12月までカナダオンタリオ州にあるウォータールーという街で暮らしていました。主に美味しいもの、便利なこと、すてきなことなど生活のこと、カナダの思い出をつらつらと綴っていきます。

モントリオール空港で感じた大事なこと

こんにちは、muchacoです。

長〜いトリップから帰ってきたように見せかけて実は少し前に帰ってきていましたが、荷物の整理や色々やらですっかりブログから遠ざかっていました。

 

夫は帰国翌日の早朝からミーティングがあり、よれよれと出勤。

旅中にアレやコレやと食べまくりだいぶお肉がついたので、家にあったノンストレッチズボンをフガフガ言いながら履いていました。

ストレッチの効いたズボンをカバンから出してあげない鬼嫁、それはワタシ。

よれよれ出勤したけれど、ムチムチのツヤツヤなので、同僚には旅疲れを察してもらえなそう…

わたしは主婦の制服(偏見)四方向に伸びまくるユニクロジャージを難なくススっと履いたので、自分のお肉具合を現実として受け止めるのはいつになるのか、それはそれで恐ろしい日々‥

今回の旅はモントリオール空港を経由して行ってきました。

機内からオンタリオ湖が見えると言われ、眠気と戦い頑張りましたが一面雲で見えそうもありません。

でも、雲の隙間から見えるかも‥と諦めきれず。

なにせ朝2時起きなので、激しく窓に頭を打ち付けては急に眼をカッと開いてオンタリオ湖を探す不審な日本人、それもワタシ。

 

そうこうしているうちに、あっという間にモントリオール空港に到着しました。

なんということでしょう。

モントリオール空港はおしゃれな空港でした。

なんにも下調べをしていない我々は溢るるフランス語とフレンチな香りにキョロキョロするばかり。

これなんぞよく見るとただのビーチボールなのに、フランス語圏で天井からぶら下げると何ともオシャレやないの。

我が家にもぶら下げてみようかという衝動に駆られましたが、夫がぶつかっては戻ってくるビーチボールに再びぶつかるだけということが容易に想像できたので止めることにしました。

普通のカナダ土産もなんだかオシャレに見える。

と、思いきや、こんなのも発見しました。

日本語も外国語圏の方にとってはオシャレということでしょうか?

「おかえりなさい」と温かく迎えているのに、すぐさま「最終便ですよ」と警告するとはなかなかのワードチョイス。

これが日本が誇るツンデレというものでしょうか。

おしゃれな飲食店もたくさんありましたが、早朝だからか?まだ開店前のお店もちらほら。

この赤い扉の中に生ハムがぶら下がっているお店も気になりましたが、モントリオールと言えばベーグル!と友人から聞いていたのでこちらの店に。

あらやだメニューがフランス語ですよ?とコソコソ話す日本人夫婦。

英語ならお任せの夫を前衛に注文カウンターにゴーしましたが、店員のおねーさんの「え?どれ?どれ頼んでるの?え、どれよ?」というちょっとばかし横柄な態度に心折れるふたり。

なんとか指差しオーダーで頼んでみました。

我々が全身全霊でオーダーしたケシの実ベーグルにチキンとチーズが挟まったやつ。

メニューにある材料の何かがなかったようで(赤玉ねぎ?)これでいいよね?とジェスチャーで確認され、他の物を挟んでくれました。

せっかくのベーグルだもの、気を取り直して美味しくいただきましたが心はザワザワ。

もうモントリオール空港にきても違うお店でご飯は食べよう‥と、気持ちはしょんぼり。

郷に入りては郷に従うべく、フランス語圏ですからフランス語で話すべきなのかもしれません。

でも、なんだかしょんぼりしました。

そんな心のざわつきを消し去ってくれたのがこちらのお店。

ケベックメープルシロップのお店です。

全世界でおおよそ70%のメープルシロップケベック産とのこと。

英語で話しかけたら、店員さんも英語で応対しつつ色々な試食を次から次へとホイホイと下さいました。

メープルの説明も丁寧にしてくれて、これからどこに行くの?など、世間話も弾みます。

試食したものもどれもとても美味しく、お土産にひとつメープルシロップとメープルティーのセットを購入。

レジ横のジェラートをじーっと見ていると、どれがよい?これも食べる?とまたまた試食を渡してくれました。

これまた美味しくて、そしてなんだか嬉しくて、ジェラートも購入。

このお店を出て椅子に座った頃にはすっかりザワザワは無くなり、夫とふたりジェラートを堪能しました。

こちらのお店には次にモントリオール空港に来た時にもまた寄ろうと思います。

 

英語の国でも、フランス語の国でも、日本語の国でも。

そこに暖かな気持ちがあると、財布の紐も心の紐も頰もゆるんで、結局は売り手も買い手も幸せになるんだなぁと思った旅の始まりでした。

 

でもきっとフランス語がわかると、カナダの生活はさらに深みを増していくんだろうなぁ。

わたしだって、外国の方が日本語で話してくれたらきっと嬉しい。

 

そう思いつつもまずは英語から頑張ろう決め、我が家の公用語を英語にするという提案をしましたが…

おしゃべり(だけ)が売りの我が家が静まり返り、ベーグルのおねーさんなみのジェスチャー生活になるであろうことが予測され、精神衛生上良くなさそうなので数分で廃止となりました。

 

言語の習得は1日にして成らず。

毎日コツコツ頑張るぞっ!

 

muchaco

 

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