mimosasky -カナダ ウォータールーの空の下-

2017年3月よりカナダで暮らしている夫(mochao)、2018年8月にカナダにやってきた妻(muchaco)のブログです。2019年12月までカナダオンタリオ州にあるウォータールーという街で暮らしていました。主に美味しいもの、便利なこと、すてきなことなど生活のこと、カナダの思い出をつらつらと綴っていきます。

魅惑的な宇宙と深海と白い粉 カナダであれを探したならば

こんにちは、muchacoです。

先日、スーパームーンが綺麗に見えたカナダの田舎町ウォータールーです。

 もちろんわたしは夕食の支度を放り投げ、窓に張り付いてスマホで撮影。

最近のスマホは、マニュアルで絞りからシャッタースピードやISOまで、様々な設定が可能であり、それっぽく撮ることが出来ました。

 

 

わたしは知識はありませんが、月や星を眺めることが大好きです。

宇宙について考えることも大好きですが、わたしの妄想を超える仮説の波に思想が飲み込まれ途中で放心してしまうので、こうやって身近に見える天体を観測するぐらいが良いのかなぁと思っています。

 

そんなわたしですが、昨日は「はやぶさ2がリュウグウにタッチダウン成功!」のニュースに沸きました。

正確には夫が大いに沸いていて、わたしも便乗してヤイヤイした感じです。

「ぼく、はやぶさ2を追いかけてるの!」とのこと。

ちなみに三菱航空機MRJのおっかけでもあります。

オトメンに見せかけて、意外とメカ好きな理系メンな一面を見るとホッとするような、特にしないような。

 

「9時からの記者会見、見ていい?」と10分前からスタンバる夫。

そのやる気を仕事に行く前にも見せて欲しいものですが、仕事に行くのが怠い気持ちも良く分かります。

YouTubeで配信された記者会見を見つつ、夫から色んな解説を受けて楽しみました。

こういうコアな話題は、知識がある人に聞くのが一番です。

お礼にわたしの得意分野「ダイオウイカ」についても(特に要望は有りませんでしたが)夫に熱く語って差し上げました。

初めてのデートで小一時間「ダイオウイカと深海の仲間たち」についてベラベラと語りあげたわたしを見て好意を抱いたという夫は、ある意味ダイオウイカよりも大物なのかもしれません。

 

そんな昨日の夕飯のメインはイカではなく酢鶏でした。

酢鶏の決め手は、餡のとろみ!

とろーんとした甘酢あんは魅惑の味です。

そんなとろみ付けに必要不可欠なのは「片栗粉」です。

はるか昔はカタクリの根茎から作られていたそうですが、現在はジャガイモのデンプンで作られているそう。(ネット調べ)

当然、ジャガイモが通年大量豊作祭りのカナダにはあるだろうよ、片栗粉!とわたしは信じて疑いませんでした。

ところが、スーパーを探せど探せど、コーンスターチに制圧されており片栗粉と思われるものがありません。

なんですと?

 

カナダ在住の方のブログ等では「コーンスターチで代用」という一文をよく見かけます。

なるほど‥‥代用する理由が良く分かりました。

だがしかし、明確な理由は無いがわたしは片栗粉が使いたい。

顔が丸くジャガイモフェイスだから必要以上に片栗粉推しなのかもしれませんが、コーンスターチは最後の手段にしたい。

そう思って、日本から持ってきた片栗粉をチョビチョビ使う日々でした。

でもネ、片栗粉をケチってユルユルのつくねを焼く日々はもうイヤなのヨ‥‥

(ある日の献立:ユルユルつくねとリークの焼き鶏風、小鉢は夫の大好物:キュウリとアボカドの山葵和え)

 

そんな気持ちを抱きながら近くにある個人経営のバルク屋さん(粉やナッツなどが売っているお店)に行った時のことでした。

粉類がある棚で突如目に飛び込んできた「ポテトスターチ」という名の白い粉!

喜びと驚きで‥‥ウォォォォォーッと腹の底から声を上げ、即座に夫を収集し検証。

これは間違いなく片栗粉(じゃがいも粉)だということになりました。

ということは、我らがバルクバーンにもあるのでは?

ビンゴ!

 

今まで全く目に入っていませんでしたが、普通にございました。

小豆、大豆から片栗粉までなんでも売っててくれてありがとう、バルクバーン。

君はきっと親日家に違いない。

その後、カナダ産ジャガイモ粉はとろみ付けに唐揚げ粉に大活躍中です。

もう片栗粉には困らない生活になりましたので、ネッバネバの餡やモッチモチのつくねを作りまくろうと思います。

 

そんなブログを書きながら、夫の宝箱(と言う名のなんでも詰めてはみ出し、妻から片せと怒られる箱)をチラ見すると、何か金色に光るものが。

むむ、隠し金塊か!!とこっそり抜き取ってみたら‥‥

結婚前、夫の貴重な日本滞在時にどうしても一緒に行きたい!!とねだった国立科学博物館特別展「深海2017」の二人の名前入りコインのキーホルダーでした。

どんなバカップルも持っていないであろう、お揃いの深海キーホルダー。

これぞ、平成最後のバカップルを目指す我々の必殺アイテムです。

まぁ、さっきまで存在も忘れていましたが。

 

そしてダイオウイカに留まらず、深海のニューアイドル「デメニギス」について展示物の前で熱く語ったわたしを嫁にした夫の愛は深海より深いのかしら‥‥とシミジミ思うのでした。

ただの変人好きでは?というご意見も聞こえてきそうですが、それは深海の底にそっと沈めておこうと思います。

 

さて、今日のご飯は何にしようかな。

 

muchaco