mimosasky -カナダ ウォータールーの空の下-

2017年3月よりカナダで暮らしている夫(mochao)、2018年8月にカナダにやってきた妻(muchaco)のブログです。2019年12月までカナダオンタリオ州にあるウォータールーという街で暮らしていました。主に美味しいもの、便利なこと、すてきなことなど生活のこと、カナダの思い出をつらつらと綴っていきます。

10月は10個のあれこれを、カナダの秋は転げるように。

こんにちは、muchacoです。

 

最終更新からはや1ヶ月‥カナダの夏も早いと思っていましたが、秋も早い!

ぼやぼやしてんじゃないわよ!と雪が降ってまいりました。

えぇ〜、早くない〜?

もう少しグダグダ秋を過ごさせてくださいヨォ。

 

そんなカナダの短い秋、我々の10月は!

 

スコットランド旅行(夫の仕事にくっついていく)」

「コーンメイズという名の懐かしの巨大迷路に挑む」

「近所の公園で紅葉刈り」

「ナイアガラオンザレイクとワイナリーの旅」

「カナダのコスメを使ってみよう企画」

サンクスギビングディナーをファミレスで食べる」

「ミシサガでシャケの川上りと紅葉を見にいこうよう」

「魔法の祭典:ウィザードフェスティバル」

「大好きなマーケットよ、さようなら」

「カナダの名産!クランベリー祭り」

 

の10本立てでお送りしました。

そんな怒涛のお出かけの合間に、床で寝て体が冷え風邪を引き、果敢に近づいてくる夫にうつして2人で寝込む、というちょっとしたアクシデントもございました。

 

10月‥はて、10月は何があったっけねぇ〜。

と、書きながらも思い出せなくて、インスタの画像を遡る始末。

どこかでこれらも遡って書きたいと思います。

どこかで、そう‥どこかで‥必ずや‥

あぁ、その前に7月の友人旅も終わってなかったのでは‥あぁ‥

 

そんな10月の末日はハロウィンでした。

東京も大騒ぎになっていたようですが、本場のカナダに住んでいるわたしは特に何もする予定がなく‥

と、思っていましたが、振り向けばそこにカボチャがあったので、29日にフライングで特大カボチャグラタンを作ってみました。

ふふ‥わたしもこれでハロウィーン主婦ね、と思い鼻息荒く夕食を開始しましたが「あ!カボチャ!あれ、でも今日はハロウィーンじゃないよね?」と夫に言われるという想定外の結末。

 

む。

 

カナダなんてカナダなんて9月、いや8月からハロウィーンハロウィーンしているじゃないか!

ほんの数日のフライングがなんだって言うんだ!と思いましたが、そんなの油断させておいて当日ババーンという作戦に決まっております。

いや、悔しかったのでカボチャグラタンを食べながら作戦を急遽変更することにしました。

コーンメイズで買ってきた飾り用のカボチャ(3つで$2)を見つめつつ、メニューを決めることに‥

カボチャプリン、カボチャスープ、カボチャガオのわたし、カボチャ色が好きな夫‥

プレゼン資料をカボチャ色にしたがる夫‥

さんざん考えた割にはヒネる必要もないことに気づいたので。

だだんっ!

真っ向勝負のカボチャケーキにしました。

重い重い腰をあげて作り始めましたが、思いの外すっすと作業が進んだのでデコレーション用の型紙も作ることに。

ネットを参照しカボチャ君と星を切り抜き、ケーキに型紙を乗せてシナモンをふりかけて‥

黄色いカボチャケーキと茶色のシナモンで絵が描けるはず!

 

しかし、懸命な読者の皆様はすでにお気づきかと思いますが‥

なんと、カボチャケーキとシナモンが同系色、いや、ほぼ同色。

描けるどころではありません、これでは雑にシナモンを振りかけたケーキです。

大慌てで粉砂糖をざっざっと振りかけ完成しました。

セーフ。

夕飯は油断させるために、とん平焼き、豆腐、セロリのキンピラ、友達に教えてもらった美味しい豆腐という日本食に。

夫も「わー、とん平焼きだぁ〜」と日本食にときめいていて(手が女子のポジション)後に控えるシナモンシュガーまぶしカボチャ君の存在には気づいておりません。

 

ところで、セロリのキンピラに初めて人参を入れてみたのですが‥

これがなんと!ごぼうのキンピラに近い味になることがわかりました。

キンピラはゴボウがメインでしょ!と思っていましたが、案外人参の底力というものが大きのかもしれません。

ゴボウが手軽に手に入らないカナダ、ゴリゴリのセロリが手に入るカナダ、そんなカナダ在住の皆様にはこの人参入りセロリのキンピラがとてもおすすめです。

 

さ、そんな夕食を経て、いよいよケーキの登場。

慎重に型紙を剥がすと、それとなくカボチャ君になっておりました!

ふぃ〜、よかった。

夫も大喜びで、容赦無くカボチャ君の顔を一刀両断。

ぐさっ

脳天がなくなったカボチャ君を見つめながらのハロウィーンデザートは意外と盛り上がり、そして、見た目は跡形もなく消えたシナモンがよいスパイスとなってとっても美味しくいただきました。

 

カナダのカボチャは日本のより少しあっさりかな?と思いますが、まだまだストックがあるのでしばらくはカボチャ料理を楽しもうと思います。

そう、旬は夏から秋へ。

秋のカナダ名物のひとつ、生クランベリーも出てきました。

さっそくテレビで見て作ってみたかったクランベリーソースを作ることに。

しばらくするとクランベリーがポンポンと弾けて、あっと言う間に赤いソースが出来上がりました。

逆さまにして冷ましているの図。

天然の色って綺麗だよなぁ〜。

そして、テレビでみた通りお肉料理に合わせてみました。

前日のサンクスギビングディナーはチキンに合わせてましたので、今日は豚ソテーに。

この甘酸っぱいソースがなんとも肉に合う!

ちょっとオシャレなお味になりました。

もちろんヨーグルトやパンにもとっても合う!

カナダで作ってみたかった料理の一つができて、満足な2年目の秋でした。

 

こうやって美味しい旬のものを美味しく食べる。

当たり前のように思っていましたが、それができるのは野菜や果物やお肉を作り続けている人がいるから。

いつもは気にもしない当たり前のサイクル。

ところが、10月は日本で大きな水害が起こりました。

千葉も再びその被害に、他の地域にも人的被害を含めて大きな被害が‥

台風15号に続き、農業や畜産は大打撃を受けました。

飲食を生業にしていたわたしの友達もこの被害で無期限休業に追い込まれ、わたしもとてもショックを受けています。

 

そんな中、いち早くわたしの友達が立ち上がり活動を始めました。

 

その名も「チバベジ」

被害を受けて販売できなくなった野菜を預かって販売し、それを農家さんに還元する。

破棄予定の大量の野菜を加工品として次の美味しさに繋げる。

最近は各ディアにも取り上げられ、その勢いが増しているようです。

わたしも夫と彼が出演したテレビを見て、そのアイディアと行動力に本当に感心しました。

形が悪くても、少し傷が付いていても美味しく食べられるものを美味しく食べる。

カナダのマーケットには曲がっているキュウリもたくさん置いてあります。

料理の時に切りにくかったりはしますが、その分安く買えることもありわたしは重宝しています。

日本は良くも悪しくも「規格内」にこだわりすぎなのかもしれません。

 

食事はわたしの元になっている大事なもの。

それを作っている方々が辛い気持ちにならないような、そんなシステムが出来上がれば良いなぁと思います。

  

さて、今日のご飯は何にしようかな〜。

食いしん坊にはどんな野菜もどんとこいだっ!

 

muchaco 

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